陽子線治療の仕組みなどについて。有効な方法ですが、まだ費用がかかります




陽子線治療について
エックス線によるがん治療では、エックス線ががん細胞を通り抜けてしまい、患部の先の正常な細胞にも届いて副作用の引き金になってしまう難点がありました。

一方陽子は体内である程度の距離を進むと止まり、直前に最大のエネルギーを放出します。

この性質を利用すればがん細胞だけを狙い撃ちにでき、副作用を最小限に抑えられます。
また陽子線は体内最深部のがんでも、高精度で集中できます。


陽子線治療は特に目の悪性黒色腫、頭蓋底の腫瘍、前立腺がんに有効とされ、欧米の一部では保険が適用されるほど一般的な治療として普及しています。


06年現在、肝臓や食道、膀胱のがんで好成果をあげており、今後は肺がんやすい臓がんの治療にも適用されるようです。

照射時間は長くて5分ほどで、患者は準備も含めて約15分間水平なベッドに寝ているだけ。
治療期間は肝臓がんなら平均4週間程度だそうです。


陽子線治療は06年現在の日本では5カ所で行われています。難点としては、300万円近くの自己負担が必要な点です。


(関連資料)
新世紀のがん治療―からだに優しい陽子線
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