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安奈淳さんと全身性エリテマトーデス |
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全身性エリテマトーデスは95年に女優の安奈淳さんが発症したことで知られるようになりました。
この病気の英語名は「システミック(全身の)・ループス(ラテン語の狼)・エリテマトーデス(皮膚の紅斑)」といい、狼に噛まれたような紅斑が皮膚に残ることから名づけられました。
この病気の略称であるSLEはそれぞれの単語の頭文字をとったものです。
実際には紅斑以外にも、全身にさまざな症状が生じます。
安奈さんには指先のひどい冷えから症状が始まり、関節の痛み・こわばり、足のむくみと症状が進んでいったのです。
00年には呼吸困難を起こし、生命の危機にまでさらされました。
しかし療養生活の後、安奈さんはシャンソン歌手として活躍しています。
全身性エリテマトーデスは膠原病の代表疾患で、厚生労働省により難病指定を受けています。
自己免疫(免疫システムが自分の体を攻撃して障害を引き起こすこと)が発病に関っており、患者の95%以上が血液中に持つ「抗核抗体」が発病に関与していると考えられています。
抗核抗体がどのようにしてできるかはまだわかっていません。
(07年現在)
男女比では1対9で圧倒的に女性が多く、20〜40歳代での発症が多くなっています。
この病気が発症するきっかけや、病状を悪化させる要因はある程度わかっていて、紫外線、妊娠・出産、かぜなどのウイルス感染などが挙げられています。
症状としては下記のようなものがあります。
・顔に蝶が羽を広げた形の紅斑、ハケで薄紅色を塗ったような紅斑、顔に丸い発疹、紫外線による発疹
・腎炎、頬の内側、上あご側に口内炎
・手や指が腫れて痛む、歩行困難、手足のけいれん
・うつ状態、妄想などの精神症状
・発熱、胸痛、息切れなど
治療では、免疫抑制効果のある副腎皮質ステロイド剤を服用します。
関節症状、皮膚症状だけの場合はステロイド剤で改善し、普通の生活を送れるようになることが多いようです。
ただ、症状が改善しても少量のステロイド剤服用は続ける必要があるようです。
ステロイド剤の効果が不十分なら免疫抑制剤を使い、重症化した場合は大量のステロイド剤を点滴で投与します。
神経や腎臓、心血管などに発症したら多種類の薬を大量に、長期に渡って使用することがあります。
現代では治療法が進歩しており、5年生存率は95%以上です。
安奈淳さんの闘病記など
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