排尿痛は性感染症や菌の感染などで起こります




排尿痛いろいろ
排尿痛は結石や、性感染症など様々な疾患の症状として表れ、痛み方にもいろいろあります。

まずは尿路についてまとめてみます。
尿ができる過程を「上」から順にまとめてみると、

腎臓→尿管→膀胱→尿道

となり、上の四つの器官をまとめて「尿路」といいます。
結石ができた場合、できた場所に「結石」をつけて名称にするわけです。



尿道結石…腎盂(腎臓の中心で尿が集まる部分)で生じた結石が尿道へ移動すると尿道結石になります。
悶絶する痛み、脂汗が出る痛みといった表現がなされ、痛みの度合いには幅があるようです。
服用薬で溶かしたり、衝撃波による破砕などで対応します。


尿道炎…男性の場合、多くは性感染症が原因で発症します。「尿道炎」といった場合、一般には男性の尿道炎を指します。

尿道炎では排尿の始めに痛みがあります。


前立腺炎…前立腺が細菌などに感染し、炎症を起こした状態です。
長時間座っている職業の人は、骨盤内の血流が悪くなって発症することがありますが、原因がはっきりしないこともあるようです。
痛さと共にモヤモヤした不快感を感じることがあり、排尿の始めに尿道がしみることが多いようです。


膀胱炎…細菌類が膀胱内に入って炎症が起きます。
女性の尿道は男性より短く、また女性は肛門と尿道が近いところにあるため、女性に非常に多く発症します。
尿道が短いと、大腸菌などが尿道から膀胱へと容易に移動してしまうのです。
チクチクとした刺すような痛みがあります。排尿の終わりに痛みが出ることが多いようです。


排尿痛を起こす性感染症には淋病とクラミジアがあります。
この場合排尿時だけでなく普段から痛みがあり、いすに座るなど安静にしていても激しく痛むこともあります。

淋病では感染後1週間ほどで性器から膿みが出てきます。
クラミジアも感染1週間ほどで性器から透明な粘液が出ます。


ここで注意したいのは、前立腺がんや膀胱がんには痛みや不快感などの目立った自覚症状が無いことです。

前立腺がんでは尿の出が悪い、残尿感といった初期症状がありますが、気にせずそのまま放置されがちです。

膀胱がんでは自覚症状がほとんどありません。
発見された時にはすでに手遅れ、ということも多く、他の部位への転移も多発します。

前立腺がんと膀胱がんに関しては定期健診などでのチェックが欠かせないと言えるでしょう。


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