ノロウイルスは感染力の非常に強いウイルスです




ノロウイルスについて
まずはノロウイルスの概要を挙げてみます。

・直径は30ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)でウイルスの中でも小さい部類に入る。

・感染力は非常に強く、100個以下の少量でもヒトに感染する。

・感染者の便や嘔吐物には1gあたり100万個から10億個という大量のウイルスが含まれ、この便や嘔吐物を介して感染が拡大。

・口から入ったノロウイルスは小腸粘膜の細胞に感染し、腸管内で増殖する。栄養の吸収に関係している組織を破壊、粘膜の剥離を引き起こし、下痢を起こす。

・乾燥していると感染力が強くなる。
06年に西日本で感染が拡大したのも、秋の降水量が少なく乾燥していたからという説がある。


06年から07年の冬の流行はヒト→ヒト、あるいはヒト→食物→ヒトという経路がほとんどでした。

「二枚貝からノロウイルスが検出された」として貝類が敬遠されたりしましたが、実際にはカキを食べての感染は東京では1件だけだったのです。


ノロウイルスは「何度も感染する」のも大きな特徴です。

麻疹(はしか)は1度かかると免疫ができるため、以後麻疹ウイルスには感染しなくなります。

しかしノロウイルスは1〜2年後にまた感染することがあり、同じシーズンに二度感染するケースまであるのです。

この理由として、
・1回目の感染で免疫ができても、その効果が長続きしないため、1〜2年後に再感染してしまう。

・ノロウイルスには遺伝子の違いで30以上のタイプがあるため、1回の感染で免疫ができても、別のタイプにまた感染してしまうから。

といったものが考えられていますが、詳しいことはわかっていません。


ノロウイルスに関する記事などを読んでいると、「詳しいことはよくわかっていない」ことがかなり目につきます。

ノロウイルスの流行期は毎年冬場から3月ごろまで続きます。
食品の加熱、手洗いを励行しましょう。


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