抗酸化物質のカロテノイドのリコピン、ベータカロテン、ルティン、アスタキサンチン、ゼアキサンチンなどについて




カロテノイドについて
カロテノイドは自然界に存在する天然色素で、あらゆるところに見られます。

人間の体内にもあり、花、樹木、鳥の羽、鶏のとさか、卵の黄身の色もカロテノイドです。

良く知られたところではピーマンの緑、トマトの赤、などがあります。

自然界にある600種類以上のカロテノイドのうち、食品中には50種類ほどが含まれています。


カロテノイドは私たちの体内で代わりに酸化されます。

つまり私たちの細胞の代わりに身を挺して犠牲になり、細胞の酸化を防いでくれるわけです。
酸化された後のカロテノイド酸化代謝物は老廃物して体外に排出されます。 


カロテノイドとして良く知られているものにベータカロテンがありますが、抗酸化力ではルティン、リコピン、ゼアキサンチンのほうが優れています。


すごく大雑把な言い方をすると


ルティンは緑色の野菜に、リコピンは赤い野菜に、ゼアキサンチンは橙色の野菜に多く含まれています。 


ゼアキサンチンはルティンの運搬役として働くため、どちらかを単独で摂取するよりも一緒にとるほうが吸収されやすくなります。


この例のように、ベータカロテンなども含めていろいろなカロテノイドを一緒にとった方が相乗効果が期待できるため、より有効なことが知られています。


人間はカロテノイドを合成することはできないので体内では消費する一方です。
適度に摂取しないとどんどん不足していきます。 


さらにカロテノイドには血液中の悪玉コレステロール(LDL)の働きを抑制する効果があります。


LDLは血液中の脂肪物質を血管壁内部に付着させて血管を狭くします。
これが進行して血管が詰まると脳では脳梗塞、心臓では心筋梗塞になります。


ルティンは血中のLDL濃度を下げ、善玉コレステロール(HDL)濃度を高め、同時にHDLの働きを活性化させる働きがあると言われています。

またリコピンやベータカロテンはLDL値を低下させる作用があります。


カロテノイドのもっとも顕著な特徴は、私たちの体内の各器官には、それぞれ特定のカロテノイドが多く含まれているということです。 

具体的には、


リコピン・・・肝臓、すい臓、前立腺、乳腺。
アルファカロテン・・・皮膚や肺。
ベータカロテン・・・すい臓、心臓、骨に。
ルティン・・・水晶体、網膜、子宮頸部、大腸に。
ゼアキサンチン・・・子宮頸部や皮膚に。


となっています。 


上の主要5種類のカロテノイドはそれぞれが得意とする器官で特に強い抗酸化力を発揮します。


つまり、リコピンは肝臓がん・膀胱がん・乳がんを、アルファカロテンは肺がんを、ベータカロテンはすい臓がんを、ルティンは大腸がんや子宮がんをそれぞれ抑制する効果が高いということです。 


これまで書いてきたカロテノイドをより効果的に摂取するには、多種多様な野菜を食べればよいわけですが、現代の野菜は栄養価が低下しているのも事実です。


そこで野菜の量が不足していると感じる人は、市販のマルチカロテンサプリメントを利用すると良いでしょう。

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