呼吸に適した姿勢は猫背でも気をつけでもありません。横隔膜の動きを妨げないことが大事です




呼吸のポイント・その3
呼吸をする際に、特定のイメージを持つなんのこっちゃと思われるかもしれませんが、例えば西野流呼吸法では、「足の裏で呼吸する」イメージで一連の動作を行います。

つまり息を吸う時には、大木が根から水分を吸い上げるように、足の裏からエネルギーを吸い上げるイメージを持ち、そのエネルギーを全身に巡らせるつもりで動作します。

そして吐くときには足の裏から大地に向けて吐き出す、とイメージするわけです。


この「自分の足を植物の根と考え、大地からエネルギーを吸い上げる」イメージは、ヨガの本でも何度か目にしました。 二つイメージ方法を書いてみます。


「自分の胴体を水の入る容器とイメージする。


息を吸う時に、身体の中に水を注ぎ込む様子を想像する。水が身体の下のほうからたまっていく。

息を吐くときは、ためた水が吸い上げられるイメージを思い浮かべる」 「水平線の向こうから上がってくる、輝く朝日の光が、一呼吸ごとにあなたの全身を照らしていく。

頭、顔、両肩、と上から順に光に照らされていく。


やがてつま先まで照らされたとき、その光は全身に満ちてからだの隅々まで、そして細胞のひとつひとつまでいきわたる。全身に太陽の暖かい、愛と癒しの光が満ちている」


これらのイメージは、一見意味がなさそうですが、呼吸法の「効果を意識する」ために重要だと思います。

筋トレでは、鍛えている筋肉を意識することが重要です。
しかし呼吸法では、動作にいまひとつつかみどころがありません。
自分のやっていることをより具体的にするためにこれらのイメージが大事になってくると思います。
  

呼吸をするときの姿勢
これまでいくつか呼吸法を紹介してきました。これらを実践するときの姿勢はどのようなものがいいのでしょうか?

姿勢について詳しく書いた資料は案外少なかったので、ここに挙げておきたいと思います。


いわゆる「猫背」が良くないのはすぐわかると思います。
猫背がダメなのは胸の空間が狭まり、横隔膜の動きが抑制されるため、呼吸が浅くなるからです。

それでは「気をつけ」のような、背筋をしゃんと伸ばした姿勢が良いのでしょうか?

実はこれもよくありません。背筋を伸ばし胸を張った姿勢は、ある種の緊張感と硬さがあり、これまた横隔膜の動きを制限してしまいます。


ではどのような姿勢がいいのかというと、最も楽に呼吸でき、横隔膜の動きを制限しない姿勢です。

しかし猫背でも気をつけでもない姿勢、というのはどっちつかずで少々わかりにくい感があります。
要は「力は抜けていて、かつ背骨はスッとまっすぐになった姿勢」というわけです。


「頭のてっぺんから糸でつるされている意識で」あるいは「頭の上に皿を置いて、それが落ちないように」というイメージで立つと、理想に近くなるようです。


たしか「きれいな立ち姿」も同じようなイメージだったと思います。
座って呼吸法を行う場合、特に背骨や腰が曲がりやすくなるので注意が必要です。


呼吸のポイント
>3



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